深田貴美子の動向

2016.11.09記事一覧へもどる

まさに牽強付会!「女性自身」(11月22日号光文社)の記事について

保育や教育等、こども関連事業を「政争の具」にするのはやめてください。
 

◆小池都知事に武蔵野市の「反旗」?

「女性自身」11月22日号の見開きページの上に、こんな見出しがありましたが・・・。

・「ましゅまろ保育園」事業に対する東京都計画承認は、6月20日。

この時点で、都知事はまだ小池さんではありませんでした。

・川名議員、アドバイスをする時には時系列を間違えないように・・・。

・なんと、発行日と同じ、11月8日付日経新聞35面では、小池都知事は、国家戦略特区諮問会議で、「質低下警戒」を明確に示しています。

「チルドレンファースト」の視点であるということを考えれば、「牽強付会」ここに極まれりですね。

◆市長選の「政争の具」にした、とか?どちらがですかね?

・一体誰が、この記事中の「市議」が市長選に出ると言っているのですか。

記事によれば、地域住民「18名」が異議申し立てをしていたそうです。

近接近隣の、最も地域や交通の危険性を熟知している方々ですね。

・「市長選にでるならば、18票だけのために、敵をつくるのは利口な選択ではないわ」との読後の感想の声がありました。

・むしろ、「質の低下や劣化も顧みず、無理やり保育園をつくって、市長選に臨みたい」市議が別にいたのではないでしょうか?

◆「事業者がふさわしくない」「交通が危ない」という声を、今流行りの「地域エゴ」と決めつけるのは、飛躍したレッテル貼りの常とう手段。

・あろうことか、語るに落ちるで、記事には、随所に「事業者には不安」と記述があります。

・正眼で臨めば、市民や当該の保護者の皆さまが、事業者のどこを不安で不適格と指摘しているかを明らかにすることが、むしろ「取材」なのではないでしょうか。

・近接ではないが隣町にお住いの「女性自身」愛読者の方からも、いきなり「地域エゴ」と当て付ける論理は、似非ジャーナリストの、上から目線そのものだという感想をお聞きしました。

 

◆だれが、「育児ママは働くな、ってことですか!」と言ったのですか?

・このキャッチはすごいですね。本当に看板になっています。

この事業者に異常な執着を示す、某議員の論理そのもので、本来は裏地に徹する方が、ライトに照らされて表に透けて見えてしまっています。

・「どうせ保育所が嫌いなんでしょ」という底意地の悪い視点が、行間からむくむくと読み取れますね。

とりわけ、「保育園を認めない陳情」(川名議員)、「子どもが嫌いとなるとコミュニティってなんなんだと思ってしまう」(川名議員)といった文面にあるように、「正しい我々」に対して、「理解しない他者」という二項対立を作り出すことが、左よりの活動家の得意技です。

◆保育所が足りないのは事実です。

・確かに、これまで武蔵野市は働く親に冷たいまちでした。

他自治体ではすでに当然で大前提の「男女共同参画条例」が、今年度ようやく実を結ぶまちです。

・しかしながら、保育所建設を積極的に推進しようという邑上さんが現職なのですから、もはや保育所は「勝ち取る」対象でもなければ、運動も必要ない時代になりました。

積極的に署名など集めなくとも、議会はだれも保育園設置に反対などしていません。

・よくよく考えてみれば、私たち議会は、保育所の拡充を求めた陳情を全会一致で採択しましたが、それがそのまま「有限会社B」という事業者を特定したり、前提としているわけでは決してありません。

・「有限会社B」の女性経営者が、「4,000人の署名をないがしろにした」とありますが、やはりこの事業者は、陳情署名を前提にしていますね。なにやら読者に疑念を与えます。

◆やはり、辞退していただいてよかったと思いました。

・「有限会社B」女性経営者いわく、「市はなぜ着工を決断してくれなかったのでしょうか」

この事業者は、自らの法令違反を棚に上げ、市を責めているように読み取れます。

市が、「決断を迷った事実があったこと」は、これで明らかになりましたね。

◆住民が指摘していたことを、記事中の研究者も見事に裏打ちしています。

・研究者は、「市の設置計画の見通しの甘さ」と、「事業者にまかせっきりという無責任さ」を指摘しています。これは、近隣住民が最初から指摘していたことでした。

・あまつさえ、「認可保育所の設置責任は市町村にある」とは、この「市議」が議会でも最初から最後まで主張し続けていたことです。

◆この記事は、やはり邑上現市長に代わる下剋上「新・市長誕生」を画策し、応援していますね。

親しいマスコミさまと攣るんで手を携えて、市長選に出るともわからない「市議」を政争に陥れて、一方では、現職市長の不始末・不作為を背後から切っている。

そして、自らが浮上しようなどと策を弄する事柄ではありません。

「保育所や学童の増設・拡充」は、子どもたちのための喫緊の課題なのです。

・もう一度確認しますが、ことさらに「陳情署名」を集めて、徹頭徹尾「有限会社B」を応援する、政局政争大好きで、下剋上の疑いさえ持たれている「川名雄児議員のパフォーマンスはもう止めて」と多くの市民の声が聞こえます。

地元はもとより、市内各所の地域課題に痛みも分かち合いながら取り組むという本来の地道な市議活動に専念することが、市議会議員の職務の基本のはずですが、いかがでしょうか。

 

◆最後に記者さんへ

・原発反対・放射能汚染等の記事には、「記事文責」でお名前がありますが、本稿には和田秀子氏のお名前がありませんね。なぜでしょうか。

・「この市議は取材に返事がなかった」とありますが、あのメールは取材だったのですか?

「雑誌名」「企画名」「体裁」「企画主旨」「掲載時期」「取材について」「主なご質問事項」等、人に尋ねる体裁で書かれていませんでした。

つぶやきのような「礼節」の無い、手続きも無いメールに、答える必要はありません。

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