深田貴美子の動向

2016.10.05記事一覧へもどる

第3弾 責任の所在を明らかにせよ!

ここにもあった!武蔵野市の豊洲問題!

事業者「突然の辞退」!
 市長不在の記者会見!
 武蔵野市議会「原因究明陳情の隠ぺい」!

 

事業者が不可解な辞退をしても、当該地域の住民の方々は、根本的な問題の解決には、まだ程遠いと思っています。

 1.市長の当事者責任の欠如

9月29日(木)午前9時 文教委員会懇談会が開催されました。

「吉祥寺東町1丁目における認可保育所事業について」と題して、邑上市長より各議員に通知がありました。

「平成29年4月1日開園を目指していた、ましゅまろ保育園(予定地:吉祥寺東町1丁目)については、事業者より開設を断念する旨の通知が平成28年9月28日付であったため、本保育所については開設を見送ることとしました」

定例の記者会見の場に、邑上市長の姿はなかったと聞きました。

各報道記者には、「ましゅまろ保育園の建設見送りに関する市長コメント」がメールで送られてきただけだそうです。

平成28年9月29日付「市長コメント」1ページ参照

 

2.報道各社の掘り下げ方の深浅

報道記者の方々も、市長に質問ができなかったため、腑に落ちない状況にあるとうかがいました。

しかしながら、「一番気持ちの悪い思い」をされているのは、「子どもたちの安全」のために、「勇気を奮って、事業者の見直しと場所の見直しを求めた住民と地域の方々」ではないでしょうか。

一部の「実態を無視した偏った報道」「市側の責任を棚上げした偏った報道」の結果、「住民エゴが事業者を断念させた」かのような「誤った印象を与えるような」記事となっていました。

毎日新聞では、市議が匿名で「高慢なまちだと見られかねず」と東町住民を誹謗するなど、吃驚な異常事態であります。

市議でありながら、匿名でしか語れない、なんと恥知らずな無責任な発言でしょうか。

このような事態に至ったのは、第1弾・第2弾でお伝えした「真実」から鑑みれば、すべて邑上市長の責任であります。

この間、何度も見直す機会がありながら、立ち止まることをせず、最後に善意の市民に「住民エゴ」の汚名を着せるかのような結果をもたらしたのは、政治家としての矜持を疑うものであります。

3.議会の「事なかれ主義」「住民意思表示を隠ぺい」の恐れ

さらに、「東町保育園建設を考える会」から、新たな事実を根拠とした陳情が、9月27日に提出されました。

新たな事実とは─

① 事業者は、埼玉県入間郡三芳町にて「都市計画法違反」で「監督指導中」であること

② 事業者代表取締役と取締役は、埼玉県の「有限会社Y」という不動産事業を営み、埼玉県入間郡三芳町1204-1の同敷地を、平成19年4月19日まで本社登記していたこと

 さらに、平成28年9月13日(火)に開示された市が契約する「神宮前アカウンティングファーム公認会計士植田哲氏」による「事業者財務分析結果」には、以下の表記がありました。

③  「役員以外の従業員の平均給与が低く、賞与や退職金制度もない会社のようですので、今後、従業員の働く環境にどの程度、配慮していくようになっていくかが注意すべき点と思われます」

④  「代表取締役(女性出資)と取締役(男性出資)との関係がどのようなものか(会社設立時からの関係)を確認する必要あり。ここの信頼関係が壊れると、経営が迷走する可能性もあり」とあります。

⑤  さらに、補足コメントとして、重ねて「役員報酬で役員個人はある程度、報われている面はありますが、従業員の給与は低いですので、これまで以上に「ヒト」を扱う保育事業で、顧客と従業員を大事に健全な経営を営むことができるかどうか、といった経営者の力量、人物評価を重要視する必要があります」と指摘されています。

 新たな陳情内容は、以下のとおりでした。

①この事態に至った原因の究明
②緊急待機児童対策の代替案
③東保育園、南保育園の前倒し建て替え

しかしながら、武蔵野市議会議会運営委員会は、委員会審議の俎上に載せず、「議長預かり」という手法で、陳情の存在さえも隠蔽をした。

「議長預かりとなった陳情文」

 責任の所在も明確にせず、一目散に幕を引こうとしているように見えます。

まさに、東京都の豊洲問題と同じではないでしょうか。

いや、もっとたちが悪いのは、行政・議会に起因する疑念を、「無辜の市民」のせいとし、全国に晒したことです。

こんな不条理は、決して許してはならないと思います。

新たな真実=「事業者財務分析結果」 3ページ以降参照

 

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